日本の食卓には、欠かすことの出来ないご飯茶碗。家族の分だけ、きっと用意される食器だと思います。中には、自分専用の色や形の茶碗を持っている人もいる事だと思います。そんな誰しも持っている茶碗に、 新しい楽しみをプラス出来ないかと考えました。そこで注目したのは、使わない時に置かれている状態でした。不安定なバランスで重なった商品や、重なった状態では、色がわからない商品もあり、見た目だけでなく、安全面でも問題があると感じました。
そこで、見た目が綺麗に収納する事ができ、かつ安全に、どの色の茶碗が置いてあるのか、一目でわかるような形状を考えたのが始まりです。企画からデザイン、実際に形になるまで、実に1年の歳月をかけてしっかりと開発に取り組んできました。それぞれの特徴の中に、苦労した点が沢山あり、一つ一つ解決しながら、形状を作り上げました。
職人による熟練の技

1・塗りの難しさ
この商品のポイントとなっている、一つの面で色をクッキリと塗分けている部分です。
極力段差ができない様に、白の上に塗り重ねずに塗分けています。
並べた時や重ねた時に、均等な幅になるように、職人の手によって、誤差を1㎜以内に抑えるように塗分けています。
持ちやすさを考慮した形状

2・しのぎ形状
本体に彫られている溝「しのぎ」は、
熟練の職人に削ってもらったものを
ベースにしています。本数や深さ、徐々に薄くなる部分など
何度も試作を重ね、現在の形状になりました。
手作業ながら、しっかりと均等に分かれた仕上がりは、
機械的な要素もありながらも、温かさがある形状になりました。
しのぎがある事で、持った時にも滑りにくく
また、女性や子供にも持ちやすいサイズにしている為
安心して使ってもらう事が出来ます。
こだわりぬいた精度

3・スタッキングの精度
碗の側面に大きな段を作った特殊な形状となります。
まだ、ごはん茶碗としては見たことのない形状かと思います。
コップよりも大きく、プレートよりも深い形状は、
スタッキングで重なるようにしたくても、
形状に歪みが出やすく、非常に難易度が高くなります。
全体のバランス、釉薬の具合や焼き方など、
微調整を最後まで繰り返し
スタッキングができる茶碗を完成させました。
他にはない、明るさを持った白マット

4・色の開発
商品全体を、マットな釉薬で仕上げています。
通常、白のマットになると暗めになり、また色も汚れやすい仕上がりになるのですが
オリジナルの釉薬を半年かけて開発し、汚れがつき難く、かつ明るい白を作りました。
白が明るく映える事で、食卓全体が明るくなり、また綺麗な印象を与えてくれます。
明るい白に組み合わせている色も、対比を楽しみながら、お互いが引き立つように
和のテイストを含んだ自然の色合いをモチーフに、落ち着いた色合いにしております。
繋がりを感じられる食器に

一つ一つの茶碗に繋がりを持たせることで、家族の繋がりを感じられるようにと考えています。
重ねた時に白い空間を入れる事で、個々の色がわかりやすく、また模様となって楽しさ・華やかさを作り出してくれます。
ギフトとしてお祝いにもピッタリで、ペアだけでなく家族が増える事で、
新しい繋がりと色の重なりに、楽しみが増えていきます。
白い空間や、隙間の空いた時(使わない時)に意味を持たせたことから、YOHAKU(余白)という商品名となりました。
YOHAKUには、伝統ある技法に、新しいアイデアを積み込んでいます。
機械と手仕事の中間をせめぎ合う事で、今まで変わらなかった商品に
少しのアイデアをプラスして、新しい商品を生み出しました。繋がりを感じる事のできる茶碗を、
ぜひ食卓に。
Back to Top